夜空のパンケーキ

ブルーを笑えるその日までの夜空のパンケーキのレビュー・感想・評価

ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)
3.8
クラスからもはじかれ一人ぼっちの女の子が万華鏡による魔法で出会った同級生と一夏を過ごす作品。
魔法っていうとファンタジーみたいに聞こえるが、そんなに軽いものではない。
冒頭に「私は青が嫌いだ」という台詞から、全編を通して青っぽい映像になる。
しかし時折見せるほのかなカラーだったり、川の青や空の青が人生にアクセントを与えていく。
図書館司書の不思議な感じもラストでなるほど!と。

武田かりん監督と角心菜さんによる舞台挨拶。
高校時代に自殺未遂の経験がある監督は大人になり生きていたからこそ作品を作れたし、誰かの支えになればと話してました。
角さんは大阪出身で、いつか地元で上映したいていう夢を叶えられて嬉しそうでした。
角さんをオーディションで見た瞬間に監督は一目惚れしたそうです。