東京国際映画祭学生応援団

犯罪者たちの東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

犯罪者たち(2023年製作の映画)
-
第76回カンヌ国際映画祭ある視点部門出品
第36回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門出品

アルゼンチンの銀行に勤める平凡な銀行員・モランは、ある日銀行の金を盗み出し、同僚のロマンに金を預け、刑務所から出るまで預かってくれれば、分け前を渡すことを約束して出頭するが...というお話。

前半はクライムサスペンスが展開されるかと思いきや、ロマンスの要素も絡み合って、思いもよらない方向へとストーリーが進んでいき、3時間という長さを忘れて引き込まれていきました。

犯罪をきっかけに人生が少しずつ変化していき、普段の生活は、色々な生活の中から選んだもののひとつにすぎないのだと思わされました。

また、アルゼンチンの生活の描写が非常に魅力的で、自然の美しさや、人のダイナミックさに異国情緒を感じさせられました。

映画祭でしか出会えない作品のひとつだと思います。ぜひ東京国際映画祭でご覧ください!(学生応援団 わくと)