東京国際映画祭2023
わたしこれ結構好きだなぁ
まあちょっと3時間は長いかなって話やけども、章ごとに分かれてそれぞれの描き方やカメラワークも変わって、特にバカンス映画みたいになった中盤の章は良かったなぁ
「スーツを着るために働き14日間の休暇のために働く」みたいなこと言ってた主人公
人は生きるために働いてるのか
働くために生きてるのか
もうそれがわからなくなるとこうなってしまうかもしれない
都会の銀行で息苦しく生きることと
田舎の広大な大地でのびのびと生きること
その対比と悲哀が詰まった前半と中盤
後半はまた話が一転
銀行から金を盗んだやつとその金を不本意ながら預かってしまった男のその後の行動
主役の2人も見ていてどんどん好きになっていくような、なんかダメ男なんやけど憎めない、ただの普通の人間なのも良い
彼らは悪人でも善人なわけでもなくただの一般市民なんだよね
確かに長いよちょっと…とは思うけどそれぞれの章でそれぞれの展開と描き方を工夫してるから結構飽きずに観れた
わたしならどうするだろうな