はる

ブラインドネスのはるのレビュー・感想・評価

ブラインドネス(2008年製作の映画)
5.0
私的に、かなりいい映画だと思っています。
ストーリーとしては
日本人が急に視力が真っ白になるという伝染病を発症して、それに関わっていく人達が次々と同じように視力を失い、伝染病なのであっという間に広がっていくわけなんですが
1人だけ見えているんですが(いわゆる主役ですね) 主に映画の舞台となるのが 隔離施設なわけなのです。
そこで、視力を失った人間達の人間の本性というものが明らかになっていくので これで 酷評があるのかなぁ・・・とも思いますが
現実的にこのような状況になった場合
たぶん、というか ほぼ確実に
この映画の隔離施設のような状態になると思います。
支配したがる輩は絶対に存在するし
女はいいように扱われる。
いい人ぶっていても、食わなくちゃ生きていけない。
まぁ、でも・・・支配してたあのクズ野朗どもは 結局、リーダー的存在の人を殺す結果になったんなら
最初で殺すべきだったんじゃないかなと思いましたが・・・
そしたら 性奴隷になる前に・・・
女が1人死ぬ前に、どうにかなったんじゃないかと思ってしまいました。
このクズ野朗どもにいいように支配されてるシーンだけが 腹が立って仕方ありませんでした。
あと、疑問が・・・ 日本人夫婦役の2人なんですが
木村何とかって人ですよね。
それは分かるんですがあの2人の会話が意味不明じゃない?
木村何とかの不機嫌な態度もだけど
初詣が何?って感じで・・・・
唯一 いらない場面なんじゃないかなと思いますが。
まぁ、あの医者の旦那も・・・・
世話になっといて何その態度?っていうのも 腹立ちますけどね。
私が嫁さんの立場なら許さないね。
堂々と浮気ですか?って感じで。
あの奥さん心が広いと思う・・・・
そりゃぁ・・・・ 卑猥なシーンもあるけど 事実、ああいう施設に缶詰にされたら 監査も誰もおらんのやから、確実に起こる事だと思う。
刑務所や、病院、施設 いろんな所で監査おらんくて
男女共同だったら レイプだって日常茶飯事なはずだよ。
支配したがる奴だって出てくる。
人間の本当の部分を映画に出さないといけないわけだから
きれいごとだけじゃ意味がない映画になるわけだし・・・・・
男が本能的に女を求めるのも、トイレがすごい事になるのも、食べ物の奪い合いも生きているなら不思議じゃない。
きれいごとだけじゃ生きれないんだから。

私は、すごく いい映画だと思います。
はる

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