Ricola

サージェント・ペッパー ぼくの友だちのRicolaのレビュー・感想・評価

3.6
主人公のサージェント・ペッパーは、大金持ちの飼い主から財産をまるごと受け取った犬。
彼の言葉がわかる少年フェリックスとの友情に心あたたまりながらも、自分勝手な大人とのバトルにハラハラさせられる。


「子供は心で受け入れる。大人は頭でしか理解しない。」
犬の言葉なんて理解できるわけないと大人は頭ごなしに否定するし、社会の常識を頑なに守ろうとする。

フェリックスはトラの着ぐるみを常に着ており夢見がちで、両親は心配する。
しかし、親が思っているよりも子どもは実はずっとしっかりしていてちゃんと考えている。

財産に目が眩みすぎて非常識な行動に及ぶ大人のほうがずっとヤバい。

社会的しがらみやお金など気にしない子どもから学ぶことは多い。

そしてフェリックスとサージェント・ペッパーが可愛すぎて、彼らのやり取りに癒やされる。
エンドロールまでかわいくてほっこりする作品。
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