うみぼうず

憧れを超えた侍たち 世界一への記録のうみぼうずのレビュー・感想・評価

4.0
結果分かってるのにここまで熱くなれるのはすごいことだなぁ。もともと野球部だったし野球は好きだけど、これ程ドラマチックな展開はなかなか無いこと。2009年のWBCも記憶に鮮明に残っていて、あれを超える感動はないだろうと思っていたが、出来すぎである。

選手の選考からヒリつく感じ、なかなか普段は見れないので貴重。メジャー主催ながらメジャーリーグは選手をなるべく派遣したくないという歪な構造から、選考や合流まで一悶着あり。
続々と集まってくる選手達は、まさにアベンジャーズのよう。主に扱いが多いのは大谷・源田・佐々木朗希だが、それぞれ違った葛藤が見られてとてもよかった。佐々木くんあんなに泣いていたとは…。

今回は展開全てが天然のドラマだったので、変に脚色ない方がよかったかな…。めっちゃ偉そうに書くと、素材は超一流で素晴らしいけど調理が普通というかちょっとくどくしてしまってる感じ。エンドロール後はたしかにあの映像は初めて観たけど、ちょっと余韻に浸りたかったなぁ。

窪田さんのナレーションもあってTVのドキュメンタリー的で、映画館で観なくとも…とは思うが、最後らへんの球場にいるような臨場感はとても良かった。
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