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憧れを超えた侍たち 世界一への記録のkooziのレビュー・感想・評価

3.8
まず、最寄りの映画館で小さいスクリーンではあるが平日昼に4分の3ぐらい客席が埋まっていたことに驚いた。

選手選考プロセスの一端が見られたのは貴重だった。欲を言えば当落線上の選手とか決定までの迷いや議論も見れたらもっとよかったが、それはまあ難しいか。
王と大谷の会話、試合中のベンチ裏の様子やバッテリーの会話も、こんなこと話してるのか、と新鮮だった。大谷とダルビッシュは別次元の存在なのだなぁ、としみじみ思った。
アロサレーナはこれ以上ない好敵手だったし、風呂上がりの近藤もいいキャラだった。
山川は貴重な犠牲フライ打ってるだけにちょっと切なかった…。

随所に栗山の人間性が成せるマネジメントが光るが、吉井もいいコーチだなと思った。

映画ではあるがTBSのドキュメンタリー感があった。

一部を除いて代表選手が軒並みシーズン序盤調子が上がらず苦しんでいるのを見て、そりゃこれだけの興奮を味わったら燃え尽き症候群みたいになるだろうと納得すると同時に、プロアスリートにとってキャンプ含めた調整がいかに大事かを思い知らされる。しかしそんなの関係なく活躍している選手もいるのはなんなのだろう。

【追記】
・ラストの大谷のグローブどこ?はアジアカップ 2004の三都主のメダルがない!を思い出した
・我が中日の監督が代表監督だったら…想像したくない。
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