アイコ

憧れを超えた侍たち 世界一への記録のアイコのレビュー・感想・評価

-
今回のWBC日本代表メンバーが過去最強なのは誰もが認めるところなんじゃないかと思う。
第1回大会からすると選手選抜ルールも変わってるし、メジャーリーガーも参加するようになってきて一流選手を揃えやすくなったという利点はあるにしても
それを使いこなせるだけのリーダーシップが一戦必勝の世界では必要不可欠。
それが栗山監督やったのが個人的には意外やったけど(現役時代知らんし)この作品を観ると
選手の優秀さは言うまでもなく栗山監督のリーダーシップの強さが世界一奪回に1番寄与してたんじゃないかと思わさせられた。

野球の面白いところはチームプレーが大切で
抜きん出た選手が居ただけでは強者相手には勝てないところ。
体格差があっても勝てるチャンスがある団体競技は他にはあまりないし、サッカーほど観戦に動体視力必要としないから単純に観やすい。
それを体現した第1回大会の優勝に対して、そこからさらに進化した日本の野球が際立った今大会。

最強メンバーの揃ったチームを強いリーダーシップで導けるリーダーが指揮し、
優秀な参謀たちがそれを支えるっていう最強方程式があって
第1回大会を知り、そこでさらに強くなったダルビッシュが自分よりチームのために動く姿に高校野球時代から観ていた者としては心が動くし
組織は人で動き、その人を育てるのもまた人っていうところを改めて思い知らされた。

内容も良かったけど映像の切り取り方、写し方がとても好みで見応えがあった。
とは言えこれが特別料金を取って映画館のスクリーンで観る価値のあるものかと言われれば個人的には否(ご贔屓選手がいれば別かもしれんけど)
あくまでもドキュメンタリーは実録であって映画ではないし個人的には配信を待って良かったと思う。
アイコ

アイコ