せびたん

バリコワのせびたんのレビュー・感想・評価

バリコワ(2022年製作の映画)
3.5
ここでの評判通り楽しいホラー映画。
オムニバス形式で、1作品の長さには、けっこうばらつきがあった印象。以下は各話の感想です。


office
ジャケ写の悪霊が出てきた。顔が錦鯉っぽいよねって思った。三色その錦鯉の品種だけど、昭和三色と書いて「しょうわさんけ」と読むやつ。わりときれい。好きな錦鯉だわ。全然興味はないけれど。
https://nishikimori.com/?p=85
全体のタイトルがバリコワだったので、福岡の話かなって想像してて、博多弁での会話を期待してた。標準語だった。2点。もしかしてバリコワとはロシア人の名前だったのか?(←絶対違う)


白い足跡
昭和三色さんの顔がアップされると人懐っこそうな、愛嬌のある目をしておられた。快活で人と話すのが好きな方が演じておられたのかもしれない。1点。


トイレの白い女  
リモートワーク中の男性が「コロナめ…」と独り言を言うのがおもしろかった。日常では絶対言わないタイミングと台詞だったけど、そのひと言で様々な状況が理解できる名言だった。2点。


ずずず   
名古屋が舞台だった。
タイトル通り、ずずず、だった。
名古屋だったら「バリコワ」じゃなくて「デラコワ」なんとちゃうんか?という素直な感想。2点。


餓死侍   
戦国時代の侍の話なのに飛行機の音っぽい音や車の騒音のようなものが聴こえてくるチープさがいいなあって、途中で思った。ラストも、うまくまとめておられた印象。3.5点。


自殺車  
短くてよかった。
オーソドックスなショートショートっぽいやつ。ダークさが一番あったかも。
自殺者じゃなくて自殺車というのが今っぽいのかな。3点。


変態彼氏  
登場人物である「ちょっと変な佐藤君」のルックスが、阪神タイガースのサトテル(佐藤輝明。背番号8)に寄せてあったことを、阪神ファンとして遺憾に思った。でもわろた。少女漫画チックな世界にサトテル。4点。


tall woman
昭和三色さん、3度目の登場。この鯉みたいな悪霊は何なんだよって、そろそろ私が思い始めたことは許されるだろう。2点。


死体洗いのアルバイト 
ここまで見てくる過程でツッコミ疲れが出ていたのか、目が慣れたのか。理由は分からないものの、このエピソードにはツッコミどころがあまりなかった気がしたのが少し残念だった。けど楽しかったな。こういう変なストーリー、嫌いじゃない。そしてアホすぎる主人公が無垢で愛おしい。4点。
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