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春画先生のnanaのレビュー・感想・評価

春画先生(2023年製作の映画)
3.5

こんな作品だと思わなかった!

ただの変態作品かと思ったら主導権の取り合いと実はどちらが?なんて鑑賞後に考えるのも楽しい作品だった。

エロティック・ラブコメディ。
序盤と後半で全く異なる雰囲気に(゚A゚;)ドキドキ

ほんわかした変態映画かと思ったら…!!!!!!!!!!😳‼️

映倫に上映させないと言われ、数ヶ月話し合って公開にこぎつけられた作品。

弓子の弾け方が凄い。
観客の倫理観を試すような塩田監督作品。

主導権を持っている側🤔
果たしてそれは本当なのだろうか?
元は望んでいた愛の形なのではないだろうか。
リードが入れ替わるのか、実はリードしているのか。

安達祐実演じる元妻の姉一葉の愛の形、深い。
妖艶でミステリアスでとても魅力的。この演技は素晴らしかった。


春画は明治時代に禁止。
江戸時代は庶民がみんなで集まって明るく見ていたエロティックな絵だったそうです。

主演の内野聖陽は監督に寄せて演じたそうです。
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塩田監督

日本の映画は世界で最も素晴らしい性の表現。

Mが先導していくSM
春画は江戸時代は皆で楽しく観る物だった。
隠すものが無い。
明治に切り替わった瞬間にタブー化した。西洋のキリスト教の影響。
春画先生は江戸時代に憧れている。
ゆみこの生命力が描いてて好きだった。
杉田玄白は「愛」をどう訳して良いかわからなく「おたいせつ」と訳した。
ペリーが日本に来た時、大人の玩具を子供が買っていて激怒したとか🤔
安達祐実さんの役に入れ込んだ。
あんなに人を愛している人はいない。

不思議な勉強会のような舞台挨拶でした。
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