ナンブリという架空の島国で起こっている内戦にマレーシア空軍とジャーナリストら一般人数名が巻き込まれて、国外脱出を目指すというミリタリーアクション。
何でもマレーシア空軍全面協力のもとに作られたらしい。
それならばさぞかし迫力のあるドッグファイトが観られるだろうと期待していたのだけど、展開するのはほぼ地上戦。中盤には地下道に潜ってドンパチ。おい! 空すら見えねぇぞ!
最後らへんで、申し訳なさ程度に戦闘機による空中戦が描かれているけれど、とってつけた感があるなぁ。
ケンカ中の義兄弟の絆エピソードもさほど深掘りされずじまいだったし、ドラマチックさにも欠ける。
そして本作は反戦映画ではないということがラストで分かる。殺る気満々マレーシア!
「俺は緊張すると悪い癖が」
「爪をかむ?」
「いいや 屁が出る」