ドキュメンタリーは途中で観るのを止めてしまうことも多いけど、これはノンストップで最期まで観れた。
人工ダイヤモンド業界とそれを潰そうとする既得権益の天然ダイヤモンド業界の人々を、基本的にインタビューにてあぶり出す形。
そもそも、実は供給量もかなりあり、今や炭素に圧力を人工的にかけるだけて作れるのかダイヤモンドという鉱物である。それに、永遠の愛の証拠という、マーケティング上の意味づけがされ、消費者が踊らされる巨大産業がダイヤモンドなのだ。
実利を離れて美を感じることや、趣味というのは否定されないものだけど、それが人に与えられたマーケティングメッセージで良いのか?という問題提起はささった。最後の不穏な終わり方も好き。