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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊のぽへのレビュー・感想・評価

4.0
名探偵ポアロ、第三弾!
今までの作品は家で見たので、今回初めて映画館での視聴!!

簡単なストーリーとしては、舞台はベネチア。ポアロはミステリー作家の女性に連れられ、娘を亡くしたというオペラ歌手の屋敷へ。オペラ歌手の女性はその晩、霊媒師を呼び、降霊会を開くというのだ。
亡くなった娘の霊と会話するという霊媒師のトリックを暴こうとするポアロだったが、なんと殺人が起こってしまう。人間か、それとも亡霊の仕業か?閉ざされた屋敷の中でポアロは犯人を見つけ出すことは出来るのか?
というかんじです。ざっくり。

ベネチアの素敵な町並みと音楽、相変わらずマイペースなポアロ、穏やかな雰囲気で映画は始まる。あ〜、ブークがいないのがちょっと寂しいとか思いながらのんびり見ていたらなんかあれよあれよと画面が暗くなっていきビビる。あれ?ミステリーっていうかホラーじゃん!?とホラーが苦手な自分としてはかなりハラハラしていた。これホーンテッドマンションも見てることにならない?ならないか。
けっこうジャンプスケア的な演出が多かったので苦手な人は注意。バーン!どーん!っていう演出すべてにビビらせて頂きました。
い〜っぱいキャラクターが出てくるわけではないので、誰がどういう人で、どういう関係性で…っていうのはかなり分かりやすくてよかった。
あと、幸せになるべき人は幸せになれそうなエンディング。最後の笑顔にきゅん…とした人は多いに違いない………。


ポアロはもちろん名探偵なんだけど、人間くさいというか結構面倒くさい…というか……完璧じゃないところが好きだなぁと改めて思った。もう隠居してもいいのよ…おじいちゃん…とも思ったけれど、やっぱり事件を追っているポアロの方が生き生きしていていいね。
そして久しぶりに映画で、素直で賢く優しい少年を見ることが出来てかなり満足だった。最高。
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