無難な着地になるだろう、と思いつつも何故か観に行ってしまう不思議なシリーズ。
今作もやっぱり無難…かと思いきや、原作がこれまでより比較的マイナーであることに加えアガサ・クリスティの他の作品からもエッセンスを抽出していることから、脚本においてはシリーズで一番の満足感。
しかしながら作品を重ねるごとにキャストの豪華さが何故かショボ…マイナーになってきたのは気になるところ。
もちろん私が知らないだけで有名な方がいたのかもしれないが、ミシェル・ヨーくらいしかハッキリと認識できず。
そのミシェル・ヨー、アカデミー賞を席巻した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が頭をよぎるようなシーンがあり一人笑ってしまった。
それでもヴェネチアを舞台にしたゴシックホラー風の作風は大変好みで犯人も分からず最後までドキドキ。
(ジャンプスケアで物理的にドキドキさせたのは許さん!)
さぁて、次回のポアロさんは〜!?
…あるのかなぁ?