このレビューはネタバレを含みます
呪われた館
亡霊の仕業?
ケネス・ブレナー版アガサ・クリスティー原作ミステリー、名探偵ポアロシリーズ第三作。これまでで一番おもしろかった!ホラーテイストかなり強めだったけどねw
ベネチアの街並み、館の中の造形など美術が素晴らしい。実はイタリア行けてないんだけどベネチア観光できるのはいつだろうか…?
以下は最小限で書くけどネタバレになり得るので、観たひとだけ。
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あなたは忘れない → 死亡フラグ
林檎と蜂蜜 → バーモントカレー?w
野草じゃないな → 庭の花って話題が何度も
聡明すぎる子供 → 何か知ってる
なぜポアロに鍵を?密室→ 死亡フラグ
もっとも動機が無い人間は…
など、いくつかの違和感は感じつつも、最後まで種明かしを聞いてみれば、やはりな伏線だらけだった。
なぜ子供の頃の姿がみえた?あの歌は?真犯人を殺したのは?ポアロがみたものの中で幾つかは違和感あったけど、まぁ、それは幻覚の仕業ということか…はたまた。
ただ唯一、納得がいかないのは、なぜあの聡明な子が真犯人を知りつつ父を置き去りにしたのか?だけど・・・屋敷内で一番安全な密室だからであり、最初の事件の原因となった”置き去り”が伏線にもなっていた。
2作目の「ナイル殺人事件」がイマイチだったのであまり期待してなかったけど、この調子でアガサ・クリスティ他作品も良質にリメイクして欲しい。