正直言って結構ひでー映画。
まず序盤の展開、と言うか話の入り方そのものがまるでふた昔前のコントを見ているようで「何じゃこりゃ」となる。
フランス映画も結構バカやる映画を撮るって言うのは最近の傾向として結構ある流れだが、NETFLIXによくあるコメディとかフィリップ・ラショーとか、その悉くが自分には合わなかった印象を受けた。
そしてもちろん、この映画もそう。
誘拐した麻薬王の息子がいた時はちょっとはマシだったが、途中で麻薬王に引き渡して以降はずっと失速しっぱなし。
誰もちゃんと考えて行動しないし、色んな展開をすっ飛ばし過ぎててモヤモヤが残る。
そもそも終盤に主人公らが麻薬カルテル相手に結局ドンパチするハメに流れでなるのは、流石に構成力が無さ過ぎてあんまりにもあんまりだ…。
コロンビアに乗り込むまでの流れだってモラルの欠片もないほどに酷いから本当に叩き出したらキリがないレベルのアレ。
ラストの展開はハリウッドらしくはしないって言う意思の表れなのはわかるけど、そう言う展開に帰結するのにそこに至るまでは何であそこまでお気楽で無軌道で、何も考えない奴らが暴れまわるだけだったのか。
せめてあと20分ランタイムが短ければ気楽に、ツッコミながら観れたのに。
