すごく良かった。ネリ、かっこいい。ジョー、本当に姉想いのサイコパスというより、アホ。
山田涼介の演技、あんな演技するんだ!って感じで、さらにサービスショットもあり。
宇崎竜童がかっこいい。もう一度見たくなる。
原作の勁草を読んでいたが正解でした。途中からのストーリーは全く違うし、結末も全然違うので、セリフが多少聞き取りにくい所があるので(でも私は大阪出身ではないけど、九州だからか、セリフは聞こえやすかった)、読んでから見るとストーリーに入り込みやすいと思います。
最初のタイトルが入る前のストーリーは、主人公が男か女以外は原作に忠実。
その後は、オリジナルストーリーに近いものがあります。
東京のクレイジーな元カレの部分はなかったし、アロハシャツの男が出て来る雇われ殺人のシーンもなかったです。本ではジョーは高城を締め殺しますしね。
でもこのオリジナルの部分がエンターテイメントには必要だったかなと思います。伏線回収も沢山あり、ラストに向けてスッキリ。
1番良かった伏線回収は、アロハシャツの男には震えて拳銃すらちゃんと握れなかったジョーが、曼荼羅のレクチャーによって、1番確実な方法はソーシャルディスタンス、2mのところで撃つって教えられて、その通り目的を果たしたところ。
そして高木のところで書いてた平仮名だらけの履歴書と最後のネリに対する手紙。
こうした部分は原作になくて、原田監督のオリジナルなんだけど、泣かせる…
小説のラストは、ジョーがネリを売って、全て責任を負わして、ネリは死にジョーは生きてるという筋だったので、この忠犬とも言えるジョーが出てくるなんて思わず、ホロリしてしまった。
山田くん、本格的な映画のお仕事良かったね!これからのキャリア楽しみにしています。そして安藤さくらはもう日本が誇る国宝女優だな。これからも楽しみ。