トモ

BAD LANDS バッド・ランズのトモのレビュー・感想・評価

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
4.4
原田作品はやっぱり面白い

大阪を舞台に特殊詐欺グループと大阪府警特殊詐欺班のリアルで緊張感あるシーンから始まり賭場のシーン、バッドランズカフェのシーン等々に引き込まれながらも次々と絡んでくる人物関係が分かりづらくしかも相変わらず若干聞き取りづらい台詞回しが相まって置いていかれそうになった前半

しかしその背景相関と謎が明らかになって動き出す怒涛の後半

必要なのかは別にして情報量多くて濃厚見応えあり、メッセージを押し出さず世界観を貫き通す原田作品が好き、時にドライに時に人間臭く。一部異質な雰囲気を醸す企業はあったがビジュアルは想像していたよりは普通

しかし原作者と監督が共に74歳て、、パワフル過ぎる

安藤サクラさんは言わずもがなの存在感。原作は男性らしいので本来は存在しないところから生み出した人物像であるからサクラさんの凄さが改めて感じられる

山田涼介君、ホント登場するの?って位遅かったけど凄く良かった。カッコ良くて「仕上がってる」サイコパス。義姉との関係性や背景が全体的に染み込んでおり見所の一つ(山田ファンは全員観に行ったほうが良いと思います)

生瀬勝久さんは予告から想像できない主要人物。貫禄と威圧感があった

原田作品レギュラーの大場泰正さん。冒頭から大活躍、今回は普通のビジュアルだった

アロハー笑。濃厚サプライズで驚いた。しかも微妙にコミカルパートなの笑えた

宇崎竜童さん、天童よしみさん、吉原光夫さんって最後全員でなんか歌うのか?っていうキャスティング。しかし全員作品に順応し過ぎてて驚き。特に宇崎竜童さんは前後半で絡んでくるしその変化にも注目

府警詐欺班班長役の江口のりこさんも登場時間そんな多くないけど最高でした👓️

個人的好きな淵上さんも良かった

あと原田作品ならではで知らない渋い人沢山出てきて全く飽きなかった
トモ

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