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BAD LANDS バッド・ランズのlaのネタバレレビュー・内容・結末

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作未読

邦画にしては長めの150分弱で、どうなるかと思ったけど全然飽きることなく見れたなーー
まずタイトルまでが長かった笑
ネリの1日というか物語の導入部分、山田涼介を引っ張りに引っ張って出てきた瞬間タイトル、な感じがめちゃくちゃワクワクしたしかっこよかった

登場人物たちと一緒にカメラが進んでいってとにかくカット割りが多い
映画館で放映するエンタメ映画ならではで、それもすごく良かった
今どきの長回しアート映画っぽくない感じ笑(そっちも嫌いじゃないけどね)
カットが多い分、視点がどんどん変わっていくのであまり長さを感じなかったかな
唯一の難点は関西弁が聞き取れない笑
早口なのもあってちょっとでも集中切れると右から左にセリフが流れちゃって字幕欲しくなった笑
裏社会の仕組みもよく分からないから尚更笑

ネリとジョーの少し歪な愛とか、最底辺で生きている生活感とか、そういうのを安藤サクラと山田涼介が巧みに演じていて見ていて違和感がなかった
山田涼介、あの綺麗な顔であの生活感は本当にすごいと思う…サイコパスが似合うよ…

胡屋、ジョーの父親、高城、その辺のエピソード、しんどく描こうと思えばとことん暗く重く出来るのに、それを感じさせない軽いトーンで話すのが印象的だった

後半、曼荼羅の本領発揮がかっこよすぎたなー
前半まではアル中浮浪者でしか無かったのに、後半は極道の男だったもんな、スーツめちゃくちゃかっこよかった

ジョーはずっとネリを守るために生きていて、家族愛でも性愛でも友愛でもない、でも紛れもなく“愛”ではある、
金髪女からの仕事では撃てなかったのに、ネリのためなら撃てるんだもんな……
さいこうの“しゅうまつ”
そこに色んな意味がある気がした

友情出演、岡田准一はカッケー!だったなぁ
あんなんずるい笑ホンモノすぎ笑

長いし賛否別れそうではあるけど、私は好きだったな〜〜
公開されたばかりなのに劇場小さめだったのが残念
事務所の問題がなければもっと大々的に打ち出せたのかと思うと、なんとも言えない気持ちになる
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