じゅんP

BAD LANDS バッド・ランズのじゅんPのレビュー・感想・評価

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
4.2
原田監督によるいつもの、”俺の憧れるアメリカ映画”の作法でJAPANを魅せるスタイル、今作はめちゃくちゃハマっていました。
SUSHIの既成概念ブチ破って創ったカリフォルニアロールみたいな、独自の進化を遂げた見世物として完成されていて、とにかく観ていて楽しい。

罪を憎んで人を憎まず
曼荼羅(宇崎竜童)や林田(サリngROCK)ら、変人ほど輝く世界で彼等の振る舞いがそのまま、作品に通底するフィクショナルな景色の説得力を担保していく好循環。

欲と罪の引力が何倍も働き、一度浸かると抜け出すのが困難な居場所a.k.a天国、もしくは地獄。
搦め取らんとする無数の手を振りほどいて、解き放たれんと今、跳躍す。
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