大阪西成のガチクライム映画。
邦画でクライムものだとどこかファンダジーさが出てしまうけど、この作品には感じなかった。やっぱり大阪という舞台と安藤サクラの存在感がフィクションにリアルさを繋ぎ止めてくれているように感じる。
メインどころ以外の俳優陣があまり見たことがない方が多い気がするけど、そこにいそうな人ばかりでいい。
確かにセリフが聞き取りづらい部分はあったけど、大阪弁というよりその筋の用語によるところが多い気がする。
ストーリー自体は心情や生い立ち等を掘り下げ過ぎず、あくまでクライムサスペンスとしてドライに仕上がっていて好み。