詐欺師のネリ(安藤サクラ)が、過去のしがらみから、どう抜け出ることが出来るか…、という話。
ネリを巡る、警察、追手等、いろいろなやりとり、ネリの弟ジョー(山田涼介)が絡むし、前半の話は面白い。ネリの虐待的な過去も語られる。
後半、ラストも、爽快に見えるが、大物の退場や、追手側の魅力の無さが残念、観たあとに残るものが無かった。
佐竹刑事の吉原光夫も良かったし、林田のサリngROCKも目立ってけど、アイドルなのに山田涼介もちゃんと役者やってたのには驚いた。
原田眞人監督は「クライマーズハイ」に続いて二作目。
でも、何と言っても安藤サクラ中心の映画だったように思う。サラリと説明する過去や、殺しの場面も納得してしまう、さすがだと思った(2024.1.6)。