大阪で特殊詐欺を生業とする姉弟が、とある事件をきっかけに、方々から追いかけられる話。
前半は、情報量の多さとスピード感についていくのがやっとだった。
関西弁や裏社会の設定も、馴染みがない私にとっては難しかった。
転じて後半からはストーリーが大きく動き、スリリングな展開となっていく。
ようやく話も繋がってきて、楽しめた。
持つ者が持たざる者を搾取する構造も描かれているが、本当にありそうな事ばかりで怖い。
そういった日本の闇への風刺、また、持たざる者の反撃も見どころだ。
安藤サクラの存在感は凄まじくかっこよかった。