詐欺を執り行うグループに所属している姉弟。
そこに大金を絡んでくる取引に加担してしまい、危機から逃れよとするクライムドラマ。
小説を脚色しているからか全体像が見えにくい。
複数の人物が出ているのもそれに輪をかけており、分かりにくい話ともいえる。
とはいえ出演者を眺める分には悪くない。
場所柄大阪なので、皆関西弁を喋るが、やはり安藤サクラの存在感だけは図抜けている。
東京出身のはずなのに、実に関西弁が自然で達者。
刑事側も江口のりこの奔放な刑事像が楽しめた。
ラストは小説と同じなのか、敢えて途中で終わらせた形だが、逃亡犯としてはこれで正解かも。