eryu

BAD LANDS バッド・ランズのeryuのネタバレレビュー・内容・結末

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

 内容は少し理解できなかった。BAD LANDSは悪い土地という意味で、いわゆる悪い土地(詐欺・裏社会)で生きている彼らが映し出されていた。姉弟愛を感じるとともに、人情を強く感じた。
 安藤さくらさんが演じるネリは、希望を抱けない生きるために詐欺に加担している、欲がない人間だったように感じた。最後まで希望は抱けなかったけれど、人からの愛を感じたシーンは、殺されないように生きていたネリらしい、素直に喜べない・悲しい気持ちがフッと笑う顔に表されていたと思う。
 山田涼介さんが演じる穣は、調子が良くて、人殺しをしても何も感じないサイコパスな一面がありながら、犯した罪はネリを想ってのことで、ネリのことを愛していたからだと知った。
殺害するまでの頭がおかしくなってる様子が、目が開き切って口が開いていてふらふらしている姿で表現されていた。普段の調子が良い穣との差に驚いた。
 あと、宇崎竜童さんが演じる曼荼羅が、登場は頭がいかれてしまったおじさんだったのに、最終的に人情で動く漢の姿が見えて、すごく惹かれた。他の宇崎さんが出演されている作品を見てみようと思った。
声の出し方とか、高低やスピード、緩急を意識して見たことがなかったけれど、プロの方は基本のメリハリがしっかりしているから、観客が物語に入り込めるんだと感じた。まず基本を自分の中に叩き込むことがやることだと思う。それが無意識に使いこなせるように、今は意識し続けようと思う。
eryu

eryu