六四二

The Goldman Case/ゴールドマン裁判の六四二のレビュー・感想・評価

3.6
フランスの法廷が現在でもこのような演劇的空間なら小っ恥ずかしい。大げさな修辞の弁舌が西洋の伝統なのかずいぶんコッテリとしたものだ。
映画の手法はあっさりとしている。基本的に法廷内の発言のみで構成されることで証言以外の情報での予断が排除され、映画を見る集中力が増すようだ。
異色の実録法廷サスペンスは見応えがあるが、被告のゴールドマンがふてぶてしく、同情を誘うようなやつでは無いのが映画的には惜しい。
六四二

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