これも大傑作なんだよな。
Z戦士らの強度は言うまでもなく、集団的な安堵に埋もれていた少年が圧倒的な悪によって突然取り残されてしまう、バーダック然り勝ち目が無いにも関わらず孤軍奮闘するアンチテーゼという、従来の"ドラゴンボール"との温度差にハッとさせられる。
そして正義が必ず勝つとは限らない、ただそこで途絶えるわけではないことも我々はあらかじめ知っているからこそ、本編へ接続される形で物語を終える外伝に一層感激する。
タイムマシンのエモーションは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を凌ぎ、またバーダックと同じくただ果てしない未来(過去)への希望を示唆するエンディング「青い風のHOPE」は個人的にアニメ音楽の最高のものだと思ってます。