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コンサート・フォー・ジョージのpurity7のレビュー・感想・評価

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ジョージのソロ曲知らないしなー、と思いつつ、それでも私が聴いたことあるビートルズ時代のジョージの曲は全部大好きだから、見てきました。

シタールとムリダンガムが聞こえてきて、もう一気にテンション上がったよね。これぞ、コンサート・フォー・ジョージ!最初から4曲ほどは知ってる曲だったし、もう体が動いて仕方がなかったですよ。わたしの薄い知識によると、ビートルズのジョージ曲はビートルズとして人前で演奏はほぼなかったんじゃなかろうか。ジョージの声じゃないのは寂しいけど、とっても楽しかったです。

やっぱ、Taxmanは変態すぎて名曲にも程があるわ。しかも、CGで若返り加工されたジョージもアコギ弾いてたしね。えっ?あれジョージじゃなくて、息子氏?いやいや!!ジョージのクローンかってくらい、視線が常に水平より下を行ったり来たりする感じとか、周りをキョロキョロ見る感じとか、そのまんまでしたけど???奥さんの遺伝子、全部劣勢遺伝?

リンゴが新喜劇みたいに位置の高いマイクでボケてるのが、ほのぼのしました。そのままドラムセットに座らず立ったまま歌い出してびっくり。この後、ちゃんとドラムも叩いてくれたんで、安心しましたよ。

モンティ・パイソン詳しくないけど、1人知ってる顔が(トム・ハンクスではない)。そうか、SNLみたいに有名な役者さんが参加してたんやろなー、とその時は流してたんですけど、あれ、もしかしてテリー・ギリアム?あの人、出る側やったんや!

満を持して現れるポール。ポールの呼び込みは、そりゃリンゴしかできないよね。ビートルズで演奏してる映像はもうアイコンみたいになってて何とも思わないんだけど、改めて見ると左で弾くアコギめちゃくちゃカッコエエ…何かの動画で山﨑まさよしがポールの前でビートルズの曲をギターで弾いた時「コードが違うよ」って彼のギター(もちろん右利き用)をパッと取って左で弾いてたんですよ。さっとね、本来ダウンピッキングで出す音をアップで弾くわけですよ。多分右手も逆に押さえるんですよね?リアル音楽の天使!何が言いたいかっていうと、ポール大好きーっ!今やってるワールドツアー、日本にも来てーっっっっ!

ビリー・プレストンの歌声が嬉しかったです。GetBackセッションのイメージで、オルガン奏者だと思い込んでました。彼とサム・ブラウンって人は、ジョージの声じゃなくても寂しく無いくらい素敵な歌声でした。

インド音楽コーナーも良かったですね。あのおじいちゃんがノラ・ジョーンズのお父さんって事はさっき知りました。シタール弾いてた娘さんも良かった。独特な指揮の仕方も面白かったです。ほんで12.5拍ってなに?それ、どうやってカウントするん?インド音楽、恐るべし。

ポールがウクレレ弾いたのにもビックリしました。ジョージがウクレレ好きって知らなかったなー。最初ウクレレで素朴に進行して、途中から演奏がフルになる演出、たまりませんでした。あれ、ぜったいポールの考えた演出に違いない。

色々楽しかったけど、やっぱり「While My Guitar Gently Weeps」ですよ。涙腺崩壊。ポールがピアノ弾いてる!コーラスしてる!リンゴがドラム叩いてる!ギターのリフが音源そのまんま!

後から知ったんですけど、この曲のギターはクラプトンだったんですね。クラプトンって仲良すぎてジョージから奥さん掠奪したんですよね?どういう人間関係だったんだろう。摩訶不思議。


ずっと「アビーロード」聴かずにきたんです。GetBackセッションでハマって以来アルバム単位でビートルズをディグってきてて、これが最後なんです。もう新しい曲と出会えなくなるのかと思うと、寂しくて。でも、今日の帰り道、聴くことにしました。神様が順番に連れていってしまうのなら、そのうちポールとリンゴのトリビュートを目の当たりにする日が来るんでね。その時に、知らない曲がないようにしとかないとと思って。

…ま、聴いてみたら、ほとんど知ってる曲だったよね。これもビートルズやったんかーっ?ってね。ビートルズあるあるです。もう慣れたyo!
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