このレビューはネタバレを含みます
ようやく。下高井戸シネマにて。見れてよかったー。この没入感。何度泣きそうになったことか。みんなの開いている感じ。いないのに、存在を感じる絶対感。
息子ダニー、ジョージの遺伝子強すぎでしょ。そこにいるだけで泣けるし、強いつながりもかんじる、父と息子の。リンゴのかっこよさ、ポールででこないかと思ったよ!(でできて胸をなでおろす)
そのほか、絶対すごいミュージシャンいるだろうにわからない残念感。かれらをおってイギリスの音楽聞き直したい。キーボードの、ビリー・プレストン(アメリカ)、そうかそうなんだ、あの1969年のルールトップコンサートの前にあのビルを訪ねてそのままセッション参加したのか。あのルーフトップのときの明るい風がそのまま、今回の舞台でのリンゴとの抱擁に表れてたねー。
執拗に、ダニー、ポール、リンゴを同じ画角に写そうとするカメラワーク。その気持ちわかるよ。そのショットにもきゅんとくるやられ感。
ジョージのウクレレ好きのくだりからの、somethingもよかったな。ポールのウクレレバージョン。どんな夕食会だったのかなーとかプライベートの想像しつつ、いつの間にか、アビィロードバージョンのアレンジで演奏されて圧倒、感涙。
そうか、モンティーパイソンにビートルズの魂は受け継がれたのか。ビートルズ解散の時に欠席。パイソンメンバーとして舞台に上がったトムハンクスの満面の笑み。
すべての音楽が多幸感にあふれていたんだけ、とくにwhile my guitar gently wheeps、ったら。わたしもそこにいて、演奏してるかと思うほどの没入感というか、なんだろ、こんなのはじめて。
だれかによる崇高な演奏ではなく、すべての人に開かれた音楽だからかな。どんな参加の仕方もあり、と感じられた。映画館で泣きながら、歌ってた。
さいの、ジョーブラウンによる、I ll see you in my dreamもよかったなあ。クラプトンが、ダニーの肩を抱く。最後でていくときき、リンゴとポールがハグをする。
エンドロールあとまで幸せ。