🤠脚本が西部劇マニアのジョン・ミリアスで監督はシドニー・ポラック、主演はレッドフォードという面子の異色作。若干『レヴェナント/蘇りし者』を彷彿とさせる大自然との格闘を描いたサバイバル・ウエスタン。
🤠やはり70年代ニューシネマらしい陰鬱な空気と広大なアメリカの大地の描写が不思議と引っかかる雰囲気である。この監督の一種の【慎ましい】作風が日本人である自分にも痛烈に響く。
主演のレッドフォードがダンディーな西部男を熱演。ケヴィン・コスナーの『ダンス・ウィズ・ウルブズ』より遥かに面白い。(と思う。個人的には…)
🌵カントリー&ウエスタン好きにもお勧めできる気骨のある内容となっており、ストーリー性よりも叙情性が優先された奇妙な味わいがある西部劇。たしかに地味な内容ではあるが、このような淡々とした雰囲気も捨てがたいアメリカン・ニューシネマの埋もれた名品だと感じる。