サンデーさん

絞殺魔のサンデーさんのネタバレレビュー・内容・結末

絞殺魔(1968年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

絞殺魔の狂気を見せられるのではなく、「正気と異常の境目なんて微妙なもの」と医者が言うような、意識の外にある人格が現れ事件が起きる。

1962~1964年にボストンで実際に起きた女性連続殺人事件らしく、捜査も混迷を究め、その混迷ぶりを画面分割の映像、スプリットスクリーンで巧く表している。

捜査本部長ジェーン・フォンダが犯人と思われるトニー・カーティスと白い部屋での淡々とした対峙が素晴らしい。

今も昔も変わらない。
テレビや新聞でも大きく扱われて注意喚起しているにも関わらず、玄関のドアを開けてしまう人間心理の弱さ。怖さ。
我が身に置き換え気をつけなければ…(〇〇詐欺にも…)

*Disney+で同事件の
『ボストン・キラー 消えた絞殺魔』(2023)を配信しているようなので観てみよう。