ちー

絞殺魔のちーのネタバレレビュー・内容・結末

絞殺魔(1968年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ストーンズのミッドナイトランブラーの元ネタというのと、サイコスリラーに興味があって観賞しました。
ただただ女性が殺されていくのを楽しむ単純な映画と思っていましたが、少し違っていました。お決まりの性的倒錯の見本市のような場面があってもそれは大筋には関係なく、エロさを売りにしない、あくまでもドキュメントタッチの硬派な印象。
全てを悟った絞殺魔の表情が正気と狂気の境目を見るようで本当に怖かった。殺人の場面よりも精神世界の不安定さを表現した画のほうがよっぽどぞっとする。
画面を分割する手法も間抜けにならず、客観的視点から事件を描くのに一役買っていた。とにかく硬派!
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