“熱心な映画ファンの間では注目の存在”…というイメージかな? 自分は割と最近知りました、アイザック・エスバン監督。
何となく手にとった「パラレル」が面白く、レビュー見たら過去作も好評だったので「パラドクス」と「ダークレイン」も観てみたら、『何じゃこりゃ!?!』という独創性にやられました。
なので結構期待値高めで臨みましたが…
もろに「シャイニング」なオープニング、ベタな“ブキミ重低音”、初登場からロコツに怖い祖母…と、序盤は『おや、今回は“ベタ”でくるんですか…? それはそれで、嫌いじゃないわよ…w』くらいの気構えでいました。
ただ、いわゆる“ジャンプスケア”まで多用されだすと、ちょっと陳腐な印象が拭い難くなり(ジャーン! のベタさには、正直笑っちゃいました…)、ババアの直球な感じ悪さにも『…もうナラちゃん、おばあちゃんとはいえ、いーよもう、そんな奴殴って…』と、単純にストレスを覚えるばかりに。
オーソドックスなホラー映画として、手堅い仕上がりになっているとは思うのですが、過去作で味わったような「あっと驚く独創性」に関しては、今回はちょい弱かったかなぁ〜…という所感です。