クリーム

イビルアイのクリームのレビュー・感想・評価

イビルアイ(2022年製作の映画)
3.7
アイザック·エスバンは、天才なのかも知れないと思っていたが…。うーん、買い被りだったかな?面白くない訳ではないけど、何の捻りもなく普通に終わります。なんか淋しかったです。ホラーと言うよりダークファンタジーです。それなりに面白味はありますが、私の期待したエスバン監督ではなかったです。

13歳のナラは、病気の妹ルナの為に家族で祖母ホセファの屋敷に行きます。母と父は、ルナの病を治す為と言ってホセファに姉妹を預けて出かけます。使用人のアビゲイルが魔女に目をつけられてしまった三つ子の話を聞かせてくれ、その伝説は今も残り続けていると言う。その後、ナラは奇妙な夢を見始めるのだった。



ネタバレ↓



アビゲイルの話では、3姉妹(テレサ、レベッカ、ホセファ)のうち1人は、魔女の黒魔術を覚えた。そして、テレサ以外の2人は、彼女に呪いをかけた魔女を殺す事にした。
魔女が移動する時に皮膚を脱皮して移動するので、その皮膚に魔女の弱点である塩を塗り込んでおき、それを着た魔女が燃え尽き死んだ。
最初に魔女に呪われたテレサは病気のまま血を吸いながら、今も屋根裏で生き長らえてるって事かと思う。
母レベッカは暮らしていたアパートの子供達の血を吸い若さを保っていた。 その呪いで、娘のルナが病気になった。
呪いを解除する為に紛争するレベッカ。何かを成し遂げ帰って来て、ルナの足に血を吸った後があり、ホセファの仕業と気付き、ルナとナラを連れて帰ろうとするもホセファは、ルナの血を吸い若さを取り戻していた。ナラは、母をホセファと勘違いし、刺した。そして、ホセファがレベッカに成りすますのだった。

ホラーと言うよりダークファンタジー。なので、内容的にもさほど捻りのない話で、祖母が顔面に不自然に包帯を巻き始めた辺りから、何か読めてしまいました。エスバン監督にはもう少し尖った作品を期待してしまうので、ちょっと肩透かしをくらった感じでした。ダークファンタジーとしては、悪く無かったと思います。説明が少ないので、ちょっと無理矢理な所もありますが…。でもやっぱり期待したいんだよなぁ。エスバン監督はまだまだ応援しちゃいます。
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