たむたむ

イビルアイのたむたむのレビュー・感想・評価

イビルアイ(2022年製作の映画)
3.3
アリ・アスター、ジェームズ・ワンに次ぐ才能と評される(マジかよ…)鬼才アイザック・エスバン監督長編第4作目となる最新作。

奇病を患う妹と共に、祖母の家に預けられた13歳の少女ナラが、不気味な祖母の正体を暴くため立ち向かっていく様を描いたセレモニースリラー。

内容的には、これまでの過去作と比べたら真面目にホラーしている。適度なジャンプや、キモいクリーチャー、グロ描写もあり好印象。余白は多い気がするけど、比較的ストーリー自体は分かりやすかったし、ダークファンタジー的な世界観は寓話的な演出にもマッチしていたと感じます。

ただ、主人公のナラが生意気すぎてムリ(苦笑)
いくら反抗期だからって、初対面の祖母に向かって「クソBBA」なんて暴言を吐くやついる?!
両親が暫く不在すると聞かされた序盤の段階から、「あんなBBAと留守番なんてイヤ」みたいな事を言うんだけど、この時点で既に引いた(^^;;

あんな落ち着きないうえに、事あるごとに歯向かってくるような餓鬼は痛い目に遭いやがれ!と思いながら観てました(爆)妹ルナを必死で守ろうとする姿はいじらしかったけど、全く応援する気になれず共感もできず…(大人気ない私・笑)

設定とか曖昧な部分も多くツッコミどころはありますが、総じてホラーとしての出来は悪くない。
でも…タイトルなんで『イビルアイ』なんだ??
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