トムトム

爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレのトムトムのレビュー・感想・評価

4.0
「忍風戦隊ハリケンジャー」に続き20周年記念作品です。
ハリケンの反省からかちゃんと20年後の彼らの物語というのが素晴らしいです。

観客の観たいものをそしてかつて観て熱狂していた物をしっかり観せてくれる。
それだけで5億点です。

まずOP。当時のOPを流す。コレだけでファンは落涙します。以後のシリーズのお約束にして欲しいです。

20年経ちリアタイの子供達は20代後半に役者陣は40代に当時の大きなお友達たちも初老になっています。
それでもこのOP1発で当時に戻れましたね。

役者なのだからでしょうが皆さんお若いし美しい。
しかしそんな中にあってアバレブラックを演じた阿部薫さんはあまりに変わらなさすぎて驚愕しました。
逆に怖え〜よ。

20周年だからと気負わず当時のワンエピソードというか戦隊物ってこういうのだねというストーリーがイイです。

それでいてしっかり当時アバレンジャーが好きだった子供達へのメッセージになっているのが素晴らしい。

まあポリコレやハラスメントに厳しい現代に対して適応できないオッサンのボヤキみたいにはなっていましたが。

Vシネクストは毎回予算が少なく巨大戦がオミットされることが多いですが今作は何とか頑張ろうという気概は見えました。

EDでみんなでダンスする映画は文句なしで名作なので今作も良かったですね。

劇中で逆転のきっかけになるアバダンスは日本国民全員で踊ってほしかったです。

変にシリアスぶらず当時のエンディングをひっくり返したり作品を終わらせたりせず、これからも10years afterや20周年はこういう系統の作品でお願いしたい良作でした。
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