Chitose

爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレのChitoseのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

当時のアバレンジャーそのもの。
ストーリーはある意味子供向けというか「マジか!?」みたいな部分はもちろんあるけど、周年作品を待ち望んでいた人間として見たいものはこれなのでむしろ嬉しい。

笑えるシーンもありつつ、本編を知っているにやっとできる嬉しいセリフも沢山あって、これ以上の特撮周年作品を作れるのか!?と思うくらい最高だった。

特にBGMが入るタイミングが最高
何度見ても爆竜たちのシーンで涙ぐんでしまう。
超アバレマックスがティラノの能力を使うシーンあたりで流れるOPの歌詞がものすごくハマっている。

現在は引退しているキャストの方々を集めただけでも感激なのに、20年前の若者の頃と変わらない演技をしてくださった皆さんが凄すぎる。
特撮の演技は結構オーバーめなので、視聴前は正直「四十路の俳優さんがたがあの演技方針で演じたら痛々しくなってしまうのでは…?」という懸念があった。
しかし蓋を開けてみれば全く違和感のない演技で、「アバレンジャーが20年歳をとった姿」が当たり前のようにそこにあった。
一方で、アバレキラーの変身後アフレコが当時と全く変わらないのも凄まじかった。彼だけ時が止まっている感じがした…それが余計に物語と相乗効果を起こして泣けた。

20年という年数を感じさせない、でも間違いなく20周年記念作品。

「特撮の周年作品」としてこれが5.0じゃなかったらどんなのが5.0になるのかわからない…それくらい大好きな映画になりました。
Chitose

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