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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男のsonozyのレビュー・感想・評価

3.5
映画オタク代表クエンティン・タランティーノ監督の作品についてのドキュメンタリー。
原題『QT8: The First Eight』ということで、本作の制作時点での全8作品(キル・ビルはVol.1+Vol.2で1作カウント)について、プロデューサー、俳優、脚本家、評論家らのコメントやエピソードを交え紐解くもので、以下のチャプターに別れてます。
(まだ観てない&忘れてる作品も多い)

▶Chapter 1: The Revolution
1992『レザボア・ドッグス』
1994『パルプ・フィクション』

▶Chapter 2: Badass Women & Genre Play
1997『ジャッキー・ブラウン』
2003/2004『キル・ビル Vol.1 / Vol.2』
2007『デスプルーフ in グラインドハウス』

▶Chapter 3: Justice
2009『イングロリアス・バスターズ』
2012『ジャンゴ 繋がれざる者』
2015『ヘイトフル・エイト』

様々なジャンルを網羅する映画データベースマンであり、優れた脚本家であり、誰もが認める映画愛、そして俳優陣、女性編集技師サリー・メンケさん(2010年に56歳で急死)などのスタッフへの愛が確認出来ます。

この8作品すべてをあの悪名高きハーヴェイ・ワインスタイン率いるワインスタイン・カンパニーが扱っていて、彼とは父子のような関係だったというタランティーノ。この辺りについても出てきます。

次作『The Movie Critic』が最後の監督作品となると言われているようですが、「タランティーノ映画」とも言えるジャンルの作品、まだまだ作り続けて欲しいものです。
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