熊犬

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズの熊犬のレビュー・感想・評価

3.4
【本編はゲームの方で⇒】

原題 : Five Nights at Freddy's

過去のある事件によるトラウマから、仕事が長続きしないマイク。歳の離れた妹の親権を失いそうになり追い詰められたマイクは、仕方がなく夜間警備の仕事を受ける。
警備先はその昔閉鎖されたピザ屋「フレディー・ファズベアーズ・ピザ」。閉鎖前はアニマトロニクス技術を用いたマスコットのロボットたちが様々なショーを披露するレストランであったが、今ではただの気味の悪い廃墟…
夜になるとロボットたちが勝手に動き出す事に気づいた時、マイクは超常現象と共に自らのトラウマと向き合う事になる…
…な映画。

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人気ゲームの映画化!という事で、期待のままにブラムハウスの歴代最高興行収入を達成した本作。
私も期待していましたよ~。
ウィリーズワンダーランドの続編でしょ?(違う)
ニコラス・ケイジはいつ出るの、そろそろか~?(出ない)

本作について言える事は、脚本にスコット・カーソン(原作のゲームを作った人)が入った事で、質の高いファンサービスムービーであるという事。そもそもが考察のしがいのあるゲームなので、本作はそのあたりをうまく取り入れつつ補完して、一つの作品に仕上げている。

ただし、ファンがそれを好むかは別問題。好きな人もいるとは思う。
でも個人的にはゲームのコアにあって、最も重要な要素がどうにも欠けてるのよ…あのゲームの緊張感というか、緊迫感というか。そういうゲームとしての楽しみがごっそり抜けてると。
結果、純粋にホラーとして怖くない!そう、怖くないのよ。
なので自分の所感としては、ゲームのステージの間にあるムービー部分みたいな感じ。
本編はゲームの方でチェック!<⇒SKIP>

そうそう、特に自分が不満だったのは、『警備室での立てこもり&カメラでの監視』要素。
このゲームの一番のポイントじゃん!一番怖い要素じゃん!

と、まあ、言ってみたものの、総じて質の高いエンタメ作だと思います。
特に、原作者をちゃんと尊重しているところとか、ファン愛をちゃんと感じられるところとか。流石の丁寧さ。
あと、キャラ、可愛いから。目が好き。特にボニーが好き。

■本日のビール『It's Showtime』
醸造所: Tripping Animals (アメリカ / フロリダ) + Corporate Ladder (アメリカ / フロリダ)
かわいい動物の目と言えば…目が相当キマッてる動物のラベルが特徴的なトリッピング・アニマルズ醸造所!
同じフロリダ州のコーポレート・ラダー醸造所と作った、両社が得意なスムージー系サワービール。
ドロドロだけど飲みやすい、激うまスムージー!
熊犬

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