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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズのdm10foreverのレビュー・感想・評価

3.5
【忘れ物・・・】

不定期開催「dm的映画祭」の一本目はこちら、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」でした。

先日も「禁じられた遊び」のレビューで触れましたが、とにかくここ最近のJホラーの劣化が酷い状況で、もうここまで来ると「何をどうすれば・・・」とかのレベルじゃなくなってきているくらいの有り様ではあるんだけど、一方で昨今の「ホラゲ(ホラーゲーム)」のクオリティってのが洋の東西を問わずに年々上がってきているんですよね。

日本のホラゲなんかも技術的にどんどんレベルが上がっているってのもあるんだけど、何よりも彼ら(クリエーター)は「不穏」「不気味」「違和感」のような潜在的に日本のホラーにも通ずるようなテイストをキチンと大切に表現していて、そういった意味では「日本のホラーの怖さ」はステージを変えて生き残っているのかもしれない・・と、ちょっとだけ安堵してもいる。
いつか、彼らに軍資金を預けて「怖い邦画を作って」ってお願いしたら、きっと良いもの作ると思う。
清〇崇くんや中〇秀夫くんは一度「日本のホラゲ」をやって、自分が忘れてしまったものを思い出してみてもいいんじゃないかな?
「ウツロマユ」とか「自撮(JISATSU)」とか、いいんじゃない?

ということで、海外のホラゲが元となっている本作品。
廃墟となったレストランで、監視カメラを駆使しながら襲い来る機械人形(アニマトリクス)に捕まらないように逃げ切る・・・みたいな感じのゲームらしいね。
何でもかなりヒットしているらしく、続編も何本も作られてるんですよね。

ただ、映画化しようってなって脚本もゲームの作者が書いて・・って感じで力も入ったと思うんだけど、ちょっと勿体ない感じになったかな・・・っていうのが正直なところ、ザックリとね。

あとはネタバレも含むので、フィルターかけて「ネブラスカのキャンプ場」に置いておきます。
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