比率としては、ホラー2:ドラマ7:サスペンス(?)1といった具合。肝となるフレディーズの動き出しが遅く、ドラマの端役を担わされてしまっていたのが残念だった。
ゲーム作品を完全制覇した方には嬉しい小ネタが仕込まれており、ゲーム一作目の映画化としてではなく、シリーズないまぜの設定が織り込まれていたりと、工夫は数あれど、映画化として盛り込まれたオリジナル要素が冗長になってしまった印象。深みを与えるための要素が、あまりにもよくある設定すぎて、フレディーズとの攻防と夜間警備のヒリヒリ感を求めて観ると、コレじゃない感に陥るのは否めないかなと。
個人的に、マシュー・リラードが大きめの立ち位置をもらっていたのが嬉しくて、それだけでも本作の鑑賞は、喜びに値するけれど、ホラーとしては物足りず。
早くも続編が決定しているため、次はゲームに近いホラー要素に比重が置かれることを期待したいところです。
得体の知れない存在と簡単にお友達になっちゃいかんよ。