ハリウッド娯楽作としては普通に楽しめる。
良かったところ
ロボットのデザインがカッコいい。
渡辺謙がカッコいい。日本語ゴリゴリで日本人のレプレゼンテーションしてくれてありがとう。
アジア人の出演者が多い。
AI=悪じゃなくて、アメリカが悪でAI(アジア)を抑圧してるところが現代的な風刺になっている。ターミネーターの反対。
気になったとこ
アメリカはアメリカなのにニュー・アジアとしてあらゆるアジアの表層的なビジュアルの良いところ寄せ集め、エキゾチシズム的だなと思った。
特に日本語表記がデザインとしてたくさん出てくるのに不自然だし(専門家じゃなくても良いから誰も日本語チェックしなかったのだろうか)
日本ぽい描写も割とトンチキなので他のアジアのビジュアルもトンチキなのではと思ってしまう。
リスペクトなのは感じるけど結局日本=攻殻機動隊やアキラしかないんかな〜と思ってしまった。あとブレードランナー。
今ちょうどパレスチナ問題で戦争が悪化してるのでどうしても重ねてしまう。(元々はベトナム戦争を想起させたかったんだろう)
割と人間がバコバコ死んでいくので戦争映画苦手な人にはお勧めできない。ちょっとしゅんとしてしまった。
あと結局核兵器。
せっかくAIがテーマだからもっと切り込んで行くのかと思ったけど、結局ヘテロ男女の恋愛と子供という手垢がつきまくったテーマから何も脱してないところが残念だった。
思い返すと後半から割とローグワン。