雑〜、ものすっごい雑。
しかも後半に行くにつれてどんどん雑になっていくので作品に対する集中力がどんどんなくなって行きました。
AIによる核攻撃によって反AI派になったアメリカとAI擁護派のニューアジアが紛争になっているという世界観。
東南アジアに中国と日本がミックスされた様なニューアジアを舞台にAIの存亡をかけた戦いが始まります。
ストーリー自体はめちゃめちゃ既視感のあると言いますかよく言えば王道悪く言えば没個性的な感じです。
ただ敵も味方もAIも人間も登場人物全員がうかつというかバカすぎてストーリーに中々没入できません。
全世界、セキュリティのセの字もないガバガバ感がたまりません。
この世界のロボットにはセンサーの類いやロボット同士が通信したりしないのね。
2023年にもなってロボットの頭被ってロボットのフリして潜入する人を見るなんて。
そんなガバガバな展開も終盤の大逆転作戦になって頂点を迎えます。
「お前は制御室に走ってこいつを止めろ!」のシーンで「え⁉︎」ってなりましたよ。
現代最高のセキュリティを誇らなくてはいけない施設を特に困らず走って突破する少女のシーンで「脚本考えるのめんどくさくなったのか?」と思いましたよ。
ラストの感動の再会キスシーンをやりたいがためだけに逆算してシーンを作っているので要らん寄り道をするアルフィーに超イライラします。
お前間に合ったやろ絶対。
OPのロボットが人間世界に溶け込んでいく偽歴史シーンはすごくワクワクして良かったと思います。
回想がチョコチョコ挟まるのがテンポを削いでいます。
序盤はまだガバガバ設定のバカSFとして楽しめますが、終盤でさらに底が抜ける超バカ展開が待っているとは思いませんでした。
ニューアジアの都市のモニターにソフトバンクの試合結果が映っていた様な気がしましたが気のせいですよね。