劇場にて鑑賞。これは短文で感想書くの難しいな。全体的にはビジュアル面、デザイン面などはいいがあまり面白くはなかった、という感じなんだけどもう一つ何か仕掛けがあるようにも感じたんだよな。これこの映画自体をA Iが作ったように思わせたいんじゃないかという気がした。
自爆ロボのくだりなど良いシーンはあるんだけど脈絡もなく羅列されてる感じ、人物が展開のために操り人形となってる感じなどいろいろ人間味が薄く感じてノレなかったんだけど全部狙いなのかもという可能性も感じたんだよね。ちょっと問題作。
おそらくベトナム戦争モチーフにアメリカの贖罪みたいなことをやろうとしたんだろうけど、それとAI絡めるのが、今一つ必然性が感じられない。西と東の二項対立も、バトル描きたいだけのご都合主義に見えて損している。あとワシントンにいろいろ背負わせすぎな感じもする。
おそらくそうじゃないんだろうけど、世界観が幼く見えてしまっている。もっと細部を描く予算なり時間なりがあれば、例えばAIの氾濫が起こってようやく西側がまとまることができたという現実に対する批評としての説得力が出るのにそこに至っていないことによる勿体なさがある。
ただそんなこと描きたいんじゃなくてただの背景よ、スターウォーズのアップデート版がやりたかっただけですというのならもっとシンプルな話にせえよということでね。