ギャレス・エドワーズ監督による『ローグワン』と同じくベトナム戦争をモチーフにしたオリジナルSF映画。
AIによってアメリカに核が落とされ、人類vsAIの戦争が行われている世界。
アジアの自然とSF要素を上手く組み合わせた映像表現が新鮮、アメリカ映画でド直球にアメリカを批判する監督の反骨精神も良い。映像とテーマは悪くないけれど、繰り返される逃亡劇がワンパターンで中盤は少し退屈した。
この規模の映画にしては比較的低予算の制作費らしく、全くそれを感じさせないリッチなルックは流石ギャレス監督。
『モンスターズ 地球外生命体』で牛の鳴き声でびっくりさせる手法を今作でも取り入れていてちょっと笑った。牛の鳴き声に何か思い入れがあるのかな。