ゆず塩

ザ・クリエイター/創造者のゆず塩のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【感想】
SFアクション映画、でしたね。
全体的にうーん。

ローグワンも結構ややこしい内容だと思っていたけど、今作もややっこしかったな。
そのややっこしさというのが、主人公のゴール地点がよくわからないという点なんだが。
いや、ゴール地点が離れ離れになった妻に会う、ってことはわかるんだよ。
でも、アクションしてるのに今何のためにそのアクション(移動も含む)しているのかがわからなくて。
命が危ないからとか単純なことしかわからなかったのよね。
そこが見づらかったかな。
あと、アクションと泣ける系統の感動は相性悪いのかなぁ?
(ローガンとか好きだけど)

次に、アルフィーとジョシュアの関係にあまりのれなかった。
この二人の擬似親子関係がこの映画のキモだと思うんだけど。あまりグッとくるところがなかったんだよなぁ。
アルフィーが、無感情すぎるからなのかな。もっとジョシュアとのほんわかシーンが見たかった。ずっとハードなんですもの。
ジョシュアも、アルフィーのことを無碍に扱うことはなくて。仲良くなっていく過程とかが見たかったけど、印象的なシーンがないんだよなー。
だから、ラストの別れも、そんなに感情移入できなくて。愛してるとはそこで初めて言うけども……かなり冷めた目線になってしまった。

AIものなんだけど、ロボットとの戦争アクションでしか無かったのが少し残念。
なんかもうちょい新しさが必要な気もしつつ、その新しさって何だろね。難しい。
死人の脳データを抽出するのはちょっと目新しくて良かった。
あと、ミサイルが飛んできてピンチのロボットが、人間に被害出さないために距離を取ったりするところはグッときたなー、と。
思い出すと、ハルンと一緒にいた機械顔のロボットが一番好きかも知れぬ。

余談。
渡辺謙さんの吹き替えが、本人でなくて森川智之さんなのがちょっと笑ってしまった。本人じゃないんだね。
というか、吹き替えは技能的には別物なんだろうな。
ゆず塩

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