このレビューはネタバレを含みます
脚本のアラを乗り越える圧倒的力技傑作。
ベトナム戦争、日本への原爆投下、チベットへの侵略…アジアにおけるアメリカの関わった加害・被害という要素をAIに対してのそれとして描く脚色の見事さ、そしてそこに狙いをつける下調べの徹底さ。
ChatGPTや配膳ロボットの登場によって顕わになった人間の人工知能に対する差別意識。それは個人的にもすごく感じるテーマだったし、いち早くそれをやってくれた感動が凄い。スターウォーズやターミネーターという作品のおかげで私たちはロボットと人間に愛が存在することを素直に受け取れる。それはある意味凄いことだし、映画はめちゃめちゃ貢献してると思う。
それにしてもハンスジマーの参加する作品、間違いない説が段々と確実なものへと仕上がってるなぁ…
