【素直】
な~~んだろね。
とっても不思議な映画。
色んな意味で。
それこそ「人間VS人工知能(AI)」なんて、今までさんざん擦りまくられて、もう残りカスも出ませんぜっていうくらいに使われまくったプロットをあえて今やるんかねっていう感じで、心のどこかではやや斜に構えていたのは事実。
なので必然的にハードルは高くなりそうなもんなんだけど、たまたま今のテンションが「SFが観たい!」っていうモードだったこともあってか、観た直後の感想は「思ったほどは悪くない。っていうか、言いたいこともちょこちょこあるけど総体的には好きな作品」と感じた。
まず、ギャレス・エドワーズの映像は基本的に好き。
SFなんだけど品があるので、ドログロな不快感はほぼない。
ストーリー的にも、想定していた方向とは別角度で描かれていたため、意外性という点でも楽しめた。
・・・なんだけど。
何故か「余韻」が残らない。
そして、「モヤッとしたもの」が残った。
一言でいえば、「とても素直でお上品なSF」だったように感じる。
でも、このテーマを突き詰めて描くのであれば、行く先はもっともっとエグイことに向かっていくはずじゃないかな・・・っていう欲張りな感想も残った。
あとは内容にも触れちゃうので、フィルターかけてディエンダン(天国)にしまっておきます。