まつぼっくりん

ザ・クリエイター/創造者のまつぼっくりんのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.5
今年No. 1のSF大作

ギャレス・エドワーズってローグワンの監督じゃんと鑑賞して初めて知った。

今年No. 1と言っていいSF大作で広大な世界観を堪能できる内容だった。
今作はSF映画でも以下の点が面白かった。

まず、対立構造が今までない設定だった。
だいだいAIを題材とした映画は、機械VS人類という2者の対立で描かれることが多いが、今作は機械➕AI支持する人類VS人類という対立構造だった。
今後未来で機械と対立することがあったら人類の中でもAI支持層が出てくるのはリアルだと感じた。
そういう設定からか機械を人間と同様に扱うシーンが多く、壊れた機械の葬式をする場面などSF映画にない要素が盛り込まれていた。

人間と機械の対立と共存という要素が序盤から展開されていたからこそジョシュアとアルフィーが心通わせていく展開がより深く浸透していた。

もう一つは、機械✖️自然といったロケーションがディストピア感があって美しさがあった。アジア寺院にAIと人間が隠れ住んでいるロケーションがあるのだが、それがホライゾンゼロドーンの世界観に似ていた。
そういう世界観も相まってか機械も錆びていたり使い古された機械が多数出てくる。

戦闘シーンも結構迫力があるのでIMAXで観るのが1番楽しめるかもしれない。