ひでG

ザ・クリエイター/創造者のひでGのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
3.9
今更ながらIMAX初体験。と言うのも、IMAX特別料金を鑑賞料に回す貧乏映画ファンだからでして💦「トップガン」も「ミッションイン〜」もIMAXで観たかったけど、、ちょっと思い切れなかった。

昨日の午前中限定(私に残された自由時間、、)本作を上映している映画館は3館。浦和が一番行き易いけどIMAXか、
えっえい!浦和まで電車賃節約してチャリやで行ったるから、思い切ってIMAXや!
(ごめんなさい。貧乏臭い話で😅)

でも、結果的にこの映画をより綺麗な映像と迫力の音響で観れて良かったです!

映像勝負!みたいな部分もある作品だったので、その骨部を堪能できました。

アジアンな風景にSF的な絵が実によくマッチしていました。
アジアの村の農村風景の後方に巨大宇宙船。
後で書きますが、お話のごちゃごちゃ感を
SF的な映像と音響でカバーしてくれていました。

中盤から主役となるAIアルファーの登場で、その神秘さと東南アジアの湿った未開さが実によくマッチして、単純に画面を観ているだけで楽しめました。(橋の上で、自爆AIを止めるシーンは、緊迫感と彼女の力の特別感が味わえ、ゾクゾクしました。)

正直、テーマであろう「他種との共存」みたいなことは、もう一つ迫ってくるものが足りなかった気がしました。
「AIに仕返しや!全滅させたるで!」の西洋と「AIとも仲良くやっていこうよ。」という
ニューアジアの対立という設定はとても新鮮でしたが。

中盤からは、子供を守りながらの戦いが続いていきました。
監督のギャレス・エドワードさんはインタビューで、日本の「子連れ狼」を意識したと語っていましたが、僕のイメージは、「鬼滅の刃」の炭治郎と禰󠄀豆子に近かったです。

これまた、一気呵成に行きたい部分での回想シーンの多さは、僕の感銘曲線を下向きにしました。
AIを演じたマデリン・ユナ・ヴォイルズちゃんの神がかり的な演技、いや素なのかな、
あの圧倒的な存在感、神秘性に任せてもよかったのかなと思いました。

たまたまのチョイス、IMAXで観たから元取りました!という鑑賞でした。
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